专利摘要:

公开号:WO1992009754A1
申请号:PCT/JP1991/001668
申请日:1991-11-29
公开日:1992-06-11
发明作者:Manabu Ogasawara;Toshio Hasegawa
申请人:Hitachi Construction Machinery Co., Ltd.;
IPC主号:E02F9-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] オフセ ッ ト ブーム式建設機械
[0003] 技術分野
[0004] 本発明はオフセ ッ ト ブーム式建設機械に係わり、 特 に、 横方向に偏心可能なオフセ ッ ト ブームを備え、 側 溝掘り等の作業を行うのに適したオフセ ッ ト ブーム式 建設機械に関する。
[0005] 背景技術
[0006] オ フセ ッ ト ブーム式建設機械は、 例えば実開昭 5 7 一 1 7 4 5 6 2号公報に記載のよ う に、 建設機械本体 上に上下方向に揺動可能に取付けられたロアブームの 先端にア ッパーブームを横方向に揺動可能に取付け、 ア ッパーブームの先端にシ リ ンダステ一を横方向に摇 動可能に取付けてな り、 ア ッパーブームの横方向の揺 動によ り偏心可能なオフセ ッ ト ブームを有し、 このォ フセ ッ ト ブームにシ リ ンダステ一を介してアームが上 下方向に揺動可能に取付けられ、 アームの先端にバゲ ッ ト等の作業用ァ夕 ツ チメ ン トが取付け られている。 また、 建設機械本体のロアブームの横には運転室が設 置されている。
[0007] このオフセ ッ ト プ一ム式建設機械においては、 オフ セッ トブームを運転室の側に偏心させた状態でァ .ーム を巻込んだとき、 またはアームを最大に巻込んだ状態 でオフセ ッ ト ブームを運転室の側に偏心させる と き、 バケツ 卜が運転室に干渉する危険性がある。 このため、 バゲ ッ ト と運転室の干渉を防止するための安全装置が 必要となる。
[0008] 従来の安全装置と しては機械的なものと電気油圧的 なものとがあるが、 機械的な安全装置は、 実開平 2 — 3 7 9 5 3号公報に記載のよう に、 一端に長穴を有し、 他端には通常の ピン穴を有する長板状のス ト ツバを、 オフセッ ト シ リ ンダの両端の連結ピンを用いてオフセ ッ ト シリ ンダに沿って取付けたものが知られている。 この構造において、 オフセ ッ ト シリ ンダの伸縮によつ てアツバーブームは横方向に揺動し、 同時に連結ピン は長穴に沿って移動する。 こ こで、 ス ト ツバと長穴の 寸法は、 ア ッパーブームが運転室側に一定角度以上近 づく のを阻止するよう になっており、 これによ りバゲ ッ トが運転室に干渉する危険範囲内に入るのを防止す
[0009] Ό o
[0010] しかしながら、 上記従来技術は、 ス ト ツバの拘束で アッパーブームの横方向の揺動を阻止する構造なので、 ァッパ一ブームを運転室のある側には全く 揺動させる こ とができず、 オフセ ッ ト ブームを運転室側に偏心さ せて作業を したい場合にはス ト ツバを取り外して行う こ とになつている。 したがって、 ス ト ッ ノ、。を取り外し た場合には安全装置がな く なるので、 安全装置の用を なさず、 作業が極めて危険となる。
[0011] 本発明の目的は、 オフセ ッ ト ブームを運転室側に偏 心できかつ作業用ァタ ツ チメ ン トが運転室に干渉する のを防止できるオフセ ッ ト ブーム式建設機械を提供す る こ とである。 発明の開示
[0012] 上記目的を達成するため、 本発明は、 ア ッパーブー ムに連係して動く よ う取付けられ、 オフセ ッ ト ブーム の偏心位置が、 アームを最大限巻込んだと きに作業用 アタ ッ チメ ン トが運転室に干渉する範囲内にある と き には、 その干渉を起こす前にアームに当たり、 アーム のそれ以上の巻込みを機械的に制限する第 1 のス ト ッ パ手段を有する安全手段を設けたものであ り、 これに よ りオフセ ッ ト ブームを運転室側に偏心させた状態で アームを巻き込んだと き、 作業用ァ夕 ツ チメ ン トが運 転室に干渉するのが防止される。
[0013] 好ま し く は、 上記安全手段は、 さ らに、 アームの巻 込み位置が、 ア ッパーブームを運転席方向に横方向に 揺動させたと きに作業用ァタ ツ チメ ン トが運転室に干 渉する範囲内にある と きには、 その干渉を起こす前に シ リ ンダシテ一とア ッパーブーム との相対的回転を機 械的に抑止し、 アッパーブームのそれ以上の運転室方 向の揺動を機械的に制限する第 2 のス ト ツバ手段を有 しており、 これによ り アームを最大限巻き込んだ状態 でアッパーブームを運転席方向に摇動させたとき、 作 業用アタ ッチメ ン トが運転室に当たるのが防止される。
[0014] 好ま し く は、 上記第 1及び第 2 のス ト ツバ手段は、 アッパーブームに連係して動く よ う取付けられた共通 のス ト 、°プレー ト 有し、 このス ト 、。プレー ト は、 ァ一ムを巻込んだときにァームの腹部に当たる第 1 の 部分と、 アームを巻込んだ状態でアッパーブームを運 転室方向に揺動する ときにアームの側部に当たる第 2 の部分とを有する外周形状をしており、 前記ス ト ツバ プレー トの第 1 の部分が第 1 のス ト ッパ手段を提供し、 第 2 の部分が前記第 2 のス ト ッパ手段を提供する。 上 記ス ト ツパプレー トは、 好ま し く は、 シ リ ンダステ一 の底面にアッパーブームの摇動に応じて回転可能に取 付けられている。
[0015] また好ま し く は、 上記第 1 のス ト ツバ手段は、 ァッ パーブームに連係して動く よ う取付けられた共通のス ト ツパプレー ト と、 ス ト ツパプレ一 卜及びアームの腹 部の一方に設けられ、 アームの巻き込み制限状態での 両者の横方向の相対移動により転動可能な第 1の転動 手段とを有し、 これによ り第 1 の転動手段がアームの 腹部又はス ト ツパプレー トに当たつた状態でァッパー ブームを横方向に揺動させる と、 第 1 の転動手段はァ ームの腹部又はス ト ツバプレー ト に沿って転動するか ら、 当接部の摩擦は微小で、 摩耗も極めて少な く 、 当 接部が削り取られる こ とはな く 、 寿命が長く な り、 ま た動作も滑らかになる。
[0016] また好ま し く は、 上記第 1及び第 2 のス ト ツバ手段 は、 ア ッパーブームに連係して動く よ う取付けられた 共通のス ト ツパプレー ト と、 ス ト ツパプレー ト及びァ ームの腹部の一方に設けられ、 アームの巻き込み制限 状態での両者の横方向の相対移動によ り転動可能な第 1 の転動手段と、 ス ト ッパプレー ト とアームの側部の —方に設けられ、 ア ッパーブームの摇動制限状態での 両者の前後方向の相対移動によ り転動可能な第 2 の転 動手段とを有し、 これによ り上記第 1 の転動手段の作 用が得られる と同時に、 第 2 の転動手段がアームの側 部又はス ト ツバプレー トに当たっ た状態でアームを前 後方向に揺動させる と、 第 2 の転動手段はアームの側 部又はス ト ツバプレー トに沿って転動するから、 当接 部の摩擦は微小で、 摩耗も極めて少な く 、 当接部が削 り取られる こ とはな く 、 寿命が長く な り、 また動作も 滑らかになる。
[0017] この場合、 第 1及び第 2 の転動手段は共通の転動体 を有していても良い。 また、 第 1 及び第 2の転動手段 は、 ス ト ツパプレー ト に設けられていてもよ く 、 この 場合、 第 1及び第 2 の転動手段が当たるアームの腹部 と側部の境界部に面取りを施すか、 当該境界部を曲面 とする こ とが好ま しい。 これによ り、 ス ト ッパ手段と アームの腹部と側部の境界部との栢対移動に際して、 上記第 1 の転動手段または第 2の転動手段が例えばァ ームの腹部と側部との境界部の角部を転動しながら乗 り越えるため、 角部の摩耗が少な く 、 動作が滑らかと なる。
[0018] また、 第 1及び第 2 の転動手段はそれぞれアームの 腹部および側部に設けられていてもよい。
[0019] 第 1および第 2 のス ト ツパ手段は、 好ま し く はァー ムに直接当たるよ うに構成されているが、 リ ンク等の 捕助部材を介在させても良い。 例えば、 第 1 および第 2のス ト ッパ手段は、 共通のス ト ツパプレー ト とァー 厶との間に介在し、 シリ ンダステ一に枢着された リ ン クを更に有し、 ス ト ッパプレー トの第 1 の部分は、 ァ ームを巻込んだと きに リ ンクを介してアームの腹部に 当たり、 ス ト ッパプレー トの第 2の部分は、 アームを 巻込んだ状態でァッパーブームを運転室方向に摇動す るときにリ ンクの側面に当たるよ うに構成されていて も良い。 図面の簡単な説明
[0020] 第 1図は本発明の第 1の実施例によるオフセ ッ ト プ ーム式建設機械の側面図である。
[0021] 第 2図は第 1図に示すオフセ ッ ト式建設機械の異な る動作態様を示す側面図である。
[0022] 第 3図は同建設機械の平面図である。
[0023] 第 4 ( A) 図および第 4 ( B ) 図は、 同建設機械の 要部を示す図であり、 それぞれ第 1図の I V A— I V A線断面図および第 2図の I V B— I V B線断面図で ある。 第 5図は第 1図の V— V線断面図である。
[0024] 第 6図は本発明の第 2の実施例によるオフセ ッ ト プ ーム式建設機械の安全装置部分の側面図である。
[0025] 第 7図は本発明の第 3の実施例によるオフセ ッ ト ブ ーム式建設機械の安全装置部分の底面図である。
[0026] 第 8図は本発明の第 4の実施例によるオフセ ッ ト ブ —ム式建設機械の安全装置部分の一部断面側面図であ O
[0027] 第 9図は第 8図の K一 K線断面図である。
[0028] 第 1 0図は本発明の第 5の実施例によるオフセ ッ ト ブーム式建設機械の側面図である。
[0029] 第 1 1 (A) 図および第 1 1 ( B) 図は、 同建設機 械の要部を示す図であり、 第 1 1 (A) 図は第 1 0図 の X I A— X I A線断面図であ り、 第 1 1 ( B) 図は 第 4 (B ) 図と同様な断面図である。
[0030] 第 1 2図および第 1 3図は、 それぞれ、 本発明の第 6の実施例によるオフセ ッ ト ブーム式建設機械の要部 を示す図である。
[0031] 第 1 4図は本発明の第 7の実施例によるオフセ ッ ト ブーム式建設機械の要部を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の一実施例を第 1 図〜第 4 ( A ) , ( B ) 図によ り説明する。
[0032] 第 1図〜第 3図において、 1 は建設機械の本体であ り、 前端中央部にフ ロ ン ト作業装置 3 0 を取付け、 そ の横に運転室 2 を設置してある。 フロ ン ト作業装置 3 0 は、 ロアプ一ム 3、 ア ツノヽ0—ブーム 4およびシ リ ン ダステ一 5を備えたオフセ ッ ト ブーム 3 1 と、 アーム 6およびバゲッ ト 7 とで構成されている。 ロアブーム 3 は基端部を本体 1 の前端に横方向の ピンで上下方向 に揺動可能に取付けられ、 ブームシ リ ンダ 8で上下方 向に揺動される。 アッパーブーム 4 は基端を口アブ一 ム 3の先端に縦方向の ピンで横方向に揺動可能に取付 けられ、 オフセ ッ ト シリ ンダ 9で横方向に揺動される。 アッパーブーム 4のこの横方向の揺動によりオフセ ッ トブーム 3 1 は横方向に偏心する。
[0033] ブームシ リ ンダ 8 は両端が本体 1 の前端中央部と口 ァブーム 3 の先端部底面に枢着されている。 オフセッ ト シ リ ンダ 9 は両端が口ァブーム 3の先端側面のブラ ケッ ト 3 a とア ッパーブーム 4の中央部側面のブラケ ッ ト 4 a に枢着されている。
[0034] シ リ ンダステ一 5 は後部が上下の二股形状をな し、 縦方向の ピ ン 1 5 (第 4 ( A ) , ( B ) 図参照) でァ ッパーブーム 4 の先端に横方向に揺動可能に取付け ら れ、 先端部は左右 2枚の側板によ り二股形状をな し、 先端上部から凹形断面の尾部が後方に伸びている。 ま た、 シ リ ンダステ一 5 は第 3図に示すよ う にロ ッ ド 1 2 によ り ロアブーム 3 と連結されている。 ロ ッ ド 1 2 は両端がロアブーム 3 の先端部側面のブラケ ッ ト 3 b と シ リ ンダステ一 5 の先端部側面のブラケ ッ ト 5 a に 枢着され、 ロアブーム 3、 ア ツノ、0—ブーム 4、 シ リ ン ダステ一 5 と共に平行リ ンク機構を形成している。 こ の平行リ ンク機構によ り、 オフセ ッ ト シ リ ンダ 9 の伸 縮によってア ッパーブーム 4が横方向に揺動する と き に、 シ リ ンダステ一 5がロアブーム 3 と平行を保ちな がら横方向に移動する。
[0035] アーム 6 は基端部をシ リ ンダステ一 5 の二股形状の 先端部に横方向の ピンで上下方向に揺動可能に取付け られ、 ァ一ム シ リ ンダ 1 0で上下方向に揺動される。 アーム シ リ ンダ 1 0 は両端がシ リ ンダステ一 5 の凹形 断面の尾部後端とアーム 6 の後端のブラケ ッ ト 6 a に 枢着されている。 バゲ ッ ト 7 は箱型構造で土砂の掘削、 積み込みを行う作業用ァタ ツチメ ン トであり、 アーム 6 の先端に横方向の ピンで上下方向に揺動可能に取付 けられ、 パケッ ト シ リ ンダ 1 1 で上下方向に揺動され る。 バケツ ト シ リ ンダ 1 1 の両端はアーム背中の後端 のブラケッ ト 6 b とアーム先端部およびバケ ツ ト 7 に 設けた リ ンク機構 7 a に枢着されている。
[0036] そして、 シリ ンダステ一 5の先端部の底面には、 フ ロ ン ト作業装置 3 0 の安全装置と して、 第 4 ( A ) , ( B ) 図に示すよう にカム形状をなすス ト ッパプレー ト 1 3が上記ピン 1 5 によ り回転可能に取り付けられ ている。 ス ト ッパプレー ト 1 3 の後端部は第 5図に示 すように二股形状になっており、 その二股形状の間に アッパーブーム 4の先端下部をはさみ込むこ とにより、 アッパーブーム 4の横方向の揺動に対して支持され、 アッパーブーム 4 と連係して揺動する構成となってい る。 また、 ス ト ッパプレー ト 1 3 は、 第 4 ( A ) ,
[0037] ( B ) 図に示すよう に、 第 1 のス ト ツバ手段と して機 能する曲線状の第 1 の部分 1 3 a と第 2 のス ト ッパ手 段と して機能する直線状の第 2の部分 1 3 bを有する 外周形状をな している。
[0038] 即ち、 第 1 の部分 1 3 a は、 アッパーブーム 4 の振 れ角、 すなわちオフセ ッ ト ブーム 3 1 の偏心位置が、 ァーム 6を最大限巻込んだときに第 3図に符号 7 Aで 示すよう にバケツ ト 7 と運転室 2 との干渉を生じる危 険のある範囲内にある と きには、 第 4 ( A ) 図および 第 1図に示すよう に、 その干渉を起こす前に A方向に 巻込まれるアーム 6 の腹部 6 c が第 1 の部分 1 3 a に 当たり、 アーム 6のそれ以上の巻込みを機械的に制限 し、 ア ッパーブーム 4 の振れ角が、 アーム 6 を最大限 巻込んでもバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉が起きない 範囲内にある と きには、 第 4 ( B ) 図および第 2 図に 示すよ う にその最大巻込み角に至るまでアーム 6 に当 たらず、 アーム 6 を最大限巻込める形状および寸法に なっ ている。 なお、 第 4 ( A ) 図および第 1 図におい て、 L A はアーム 6 の巻込みが制限されたと きの ピ ン
[0039] 1 5 とアーム 6 の腹部 6 c との間の距離であ り、 第 4
[0040] ( B ) 図および第 2図において、 L B はアーム 6 を最 大限巻込んだと きの ピン 1 5 とアーム 6 の腹部 6 c と の間の距離である。
[0041] また、 第 2 の部分 1 3 b は、 ア ッパーブーム 4 の振 れ角が上記のバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉が起きな い範囲内にある状態からアーム 6 を巻込み、 その巻込 み角、 すなわちアーム 6 の巻込み位置が、 ア ツパーブ ーム 4を運転席方向に横方向に揺動させたと きに第 3 図に符号 7 Bで示すよ う にバケ ツ ト 7 と運転室 2 との 干渉を生じる危険のある範囲内にある と きには、 第 4
[0042] ( B ) 図および第 2図に示すよ う に、 その干渉を起こ す前にア ッパーブーム 4 と共に B方向に揺動される第 2の部分 1 3 bがアーム 6 の側部 6 d に当たってシリ ンダステ一 5 とア ッパーブーム 4 との相対的回転を機 械的に抑制し、 アッパーブーム 4のそれ以上の摇動を 機械的に制限し、 アーム 6の巻込み角が、 アツパーブ —ム 4を運転席方向に横方向に摇動させてもバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉が起きない範囲内にある と きに は、 アッパーブーム 4 と共に B方向に揺動される第 2 の部分 1 3 bがアーム 6 に当たらず、 その横方向の揺 動を制限しない形状および寸法になっている。
[0043] 以上のように構成した本実施例においては、 建設機 械の旋回半径を極力小さ く しょ う と して、 ロアブーム
[0044] 3を最大限持ち上げ、 アーム 6 を最大限手前に巻込ん でフ ロ ン ト作業装置 3 0 の最小旋回半径を得よう とす る と き、 オフセ ッ トブーム 3 1 の偏心位置、 すなわち、 ア ッパーブーム 4の振れ角がバケ ツ ト 7 の左右全幅に わたり運転室 2を避ける範囲内にあり、 バゲッ ト 7 と 運転室 2 との干渉が生じる危険がないときには、 第 4
[0045] ( B ) 図および第 2図に示すよ う にアーム 6 を最大限 巻込めるので、 従来通りの最小半径が得られる。 一方、 アッパーブーム 4の振れ角が第 3 図に符号 7 Aで示す よう にバゲ ッ ト 7の幅の一部または全部と運転室 2 と が重なり合い、 パケッ ト 7 と運転室との干渉を生じる 危険のある範囲内にある と きには、 この状態からァー ム 6 を巻込むと、 第 4 ( A ) 図および第 1図に示すよ う に、 アーム 6 の腹部 6 c がス ト ツパプレー ト 1 3 の 第 1 の部分 1 3 a に当たり、 アーム 6 のそれ以上の巻 込みを機械的に制限するので、 バケ ツ ト 7が運転室 2 の頂部に当たるのが防止される。
[0046] また、 第 3図に符号 7 B に示すよ う に、 アーム 6 を 大き く 巻込んでバケ ツ ト 7が運転室 2 の横にある状態 からア ッパーブーム 4 を運転室 2 の方向に揺動させる と、 第 4 ( B ) 図に示すよ う に、 ス ト ッパプレー ト 1 3 の第 2 の部分 1 3 bがアーム 6 の側部 6 d に当たつ てシ リ ンダーステー 5 とア ッパーブーム 4 との相対的 回転を機械的に抑制し、 ア ッパープ―ム 4のそれ以上 の揺動を機械的に制限するので、 バケ ツ ト 7が運転室 2の側面に当たるのが防止される。
[0047] したがって、 本実施例によれば、 ア ッパーブーム 4 を運転室のある側に揺動でき、 広い作業範囲を確保で きる と共に、 バケ ツ ト 7が運転室 2 と干渉する危険の ある範囲内にある と きには、 バケ ツ ト 7 が運転室に当 たるのを防止する こ とができ、 安全性が確保される。 本発明の他の実施例を第 6図〜第 9図によ り説明す る。 これら実施例は安全手段と して異なる構成の第 1 および第 2 のス ト ツバ手段を採用 したものである。
[0048] 第 6図は本発明の第 2 の実施例を示し、 ス ト ツパプ レー ト 1 6 はシ リ ンダステ一 5 の底面に ピン 1 5 によ り回転可能に取り付け られ、 その後端部はア ッパープ ーム 4の先端部に設け られたブラケ ッ ト 4 b に横方向 の ピン 1 7 によ り連結され、 こ の連結によ り ス ト ッ ノ、 ° プレー ト 1 6 はアッパーブーム 4の横方向の揺動と連 係して揺動する構成となっている。 ス ト ツバプレー ト 1 6 の前端部は 3次元的な形状と寸法を持ち、 アーム 6の腹部に当たってアーム 6の卷込みを制限する第 1 の部分 1 6 a とアーム 6の側部に当たってア ツパーブ ーム 4の揺動を制限する第 2 の部分 1 6 b とを備え、 これら第 1 および第 2の部分 1 6 a, 1 6 b は第 1 の 実施例におけるス ト ツパプレー ト 1 3の第 1 および第 2の部分 1 3 a , 1 3 b と実質的に同様に構成されて いる。 本実施例においてもス ト ツパプレー ト 1 6 は第 1の実施例のス ト ッパプレー ト 1 3 と実質的に同様に 第 1 および第 2のス ト ツバ手段と して機能し、 第 1 の 実施例と同様の作用効果が得られる。
[0049] 第 7図は本発明の第 3の実施例であり、 ス ト ツパプ レー ト 1 8 はシリ ンダステ一 5の底面にピン 1 5 によ り回転可能に取り付けられ、 その後端部はロ ッ ド 1 2 にリ ンク 1 9を介してピン 2 0およびピン 2 1 により 連結されている。 前述したよう にロ ッ ド 1 2 はア ツパ 一ブーム 4 と連係して動く ので、 ス ト ッパプレー ト 1 8の後端部を口 ッ ド 1 2 に リ ンク結合する こ とによ り、 ス ト ッパプレー ト 1 8 はアッパーブーム 4 と連係して 動く ことになる。 また、 ス ト ツバプレー ト 1 8 は、 第 1の実施例におけるス ト ッパプレー ト 1 3の第 1 およ び第 2の部分 1 3 a, 1 3 b と同様な構成の第 1 およ び第 2 の部分 1 8 a, 1 8 bを有している。 このよ う に構成したス ト ツバプレー ト 1 8 も第 1 の実施例と同 様に第 1 および第 2 のス ト ツバ手段と して機能し、 第 1 の実施例と同様の作用効果を得る こ とができる。
[0050] 第 8図および第 9 図は本発明の第 4 の実施例を示す。 この実施例において、 ス ト ツバプレー ト 2 2 は第 2 の 実施例におけるス ト ツバ 1 6 と同様の構造であるが、 シ リ ンダステ一 5 の先端二股部とアーム 6 との間には リ ンク 2 3 を介在させている。 リ ンク 2 3 は上端部を 横方向の ピン 2 4 によ り シ リ ンダステ一 5の前後に揺 動可能に取付け られ、 下端部にはアーム 6 の腹部に当 たる部分 2 3 a と、 ス ト ツバプレー ト 2 2 の第 1 の部 分 2 2 a に当たる部分 2 3 b と、 ス ト ッパプレー ト 2 2 の第 2 の部分 2 2 b に当たる部分 2 3 c とを備えて いる。 また、 リ ンク 2 3 の中間部と シ リ ンダステ一 5 の二股部との間にはパネ 2 5が設けられ、 リ ンク 2 3 をス ト ッパプレー ト 2 2から離す方向に押している。 さ らに リ ンク 2 3 の上端部には、 シ リ ンダステ一 5 の 二股部に当たってリ ンク 2 3の前方向への振れを一定 角以内に制限するためのス ト ツパ部 2 3 dを備えてい オフセ ッ ト ブーム 3 1 の偏心位置が、 アーム 6 を最 大限卷込んだと きにバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉を 生じる危険のある範囲内にある と きには、 アーム 6 を 巻込む過程においてはじめにアーム 6 の腹部がリ ンク'
[0051] 2 3 の部分 2 3 a に当たり、 バネ 2 5 は押されて縮み、 次に リ ンク 2 3 の部分 2 3 bがス ト ツパプレー ト 2 2 の第 1 の部分 2 2 a に当たり、 アーム 6 の巻込みを機 械的に制限する こ とによりバケツ ト 7 と運転室 2 との 干渉を防止する。 したがって、 ス ト ツバプレー ト 2 2 の第 1 の部分 2 2 a と リ ンク 2 3 の部分 2 3 a, 2 3 b とでアームの巻込みを制限する第 1 のス ト ッパ手段 が構成される。
[0052] また、 アッパーブーム 4の振れ角がパケ ッ ト 7 と運 転室 2 との干渉が起きない範囲内にある状態からァー ム 6を巻込み、 その巻込み角、 すなわちアーム 6 の巻 込み位置が、 ア ッパーブーム 4を運転席方向に横方向 に摇動させたときにバケツ ト 7 と運転室 2 との干渉を 生じる危険のある範囲内にある と きには、 ス ト ッパプ レー ト 2 2 の第 2の部分 2 2 bがリ ンク 2 3 の側面 2
[0053] 3 c に当たってシリ ンダーステー 5 とア ッパーブーム 4 との相対的回転を機械的に抑制し、 アッパーブーム 4のそれ以上の揺動を機械的に制限する。 アーム 6の 巻込み角がアッパーブーム 4を運転室方向に横方向に 揺動させてもバケツ ト Ί と運転室 2 との干渉が起きな い範囲内にある ときには、 リ ンク 2 3 はバネ 2 5 に押 されてス ト ツバプレー ト 2 2から離れており、 第 2の 部分 2 2 bがリ ンク部分 2 3 c に当たらない位置にあ るため、 ア ッパーブーム 4の横方向の揺動は制限され ない。 このよ う に、 ス ト ツパプレー ト 2 2の第 2の部 分 2 2 b と リ ンク 2 3の部分 2 3 c とは前者が後者に 当たる こ と によ り シ リ ンダステ一 5 と ア ッパーブーム 4 との相対的回転を機械的に抑止し、 ア ッパーブーム 4の運転室方向の揺動を機械的に制限する第 2のス ト ツバ手段を構成している。
[0054] したがっ て、 本実施例によ っ ても第 1の実施例と同 様な作用効果が得られる。
[0055] 本発明の更に他の実施例を第 1 0図〜第 1 4図を参 照して説明する。 これら実施例も安全手段と して異な る構成の第 1および第 2のス ト ツバ手段を採用 したも のである。
[0056] 第 1 0図及び第 1 1 (A) , ( B) 図は本発明の第 5の実施例を示し、 シ リ ンダステ一 5の先端部の底面 には、 フ ロ ン ト作業装置 3 0の安全装置と してス ト ッ パプレー ト 1 1 3がピン 1 5 と ピン 1 1 6 と によ り ァ ッパーブーム 4 と共に回転可能に取り付けられている。 ス ト ッパプレー ト 1 1 3には、 第 1 1 (A) , ( B ) 図に示すよ う に、 ア ッパーブーム 4に対して偏心した 形状の突部 1 1 3 aが形成され、 この突部 1 1 3 aの 先端に ピン 1 1 3 bによ り ローラ状の転動体 1 1 3 c が回転可能に取付け られている。
[0057] ス ト ツバプレー ト 1 1 3の突部 1 1 3 a と転動体 1 1 3 c は、 アッパーブーム 4の振れ角、 すなわちオフ セ ッ トブーム 3 1 の偏心位置が、 アーム 6を最大限巻 込んだときに前述した第 3図に符号 7 Aで示すよ う に バケツ ト 7 と運転室 2 との干渉を生じる危険のある範 囲内にある ときには、 第 1 0図および第 1 1 ( A ) 図 に示すよ う に、 その干渉を起こす前に A方向に巻込ま れるアーム 6 の腹部 6 cが転動体 1 1 3 c に当たり、 アーム 6のそれ以上の巻込みを機械的に制限する第 1 のス ト ツバ手段と して機能する。 また、 突部 1 1 3 a と転動体 1 1 3 c は、 アッパーブーム 4 の振れ角が、 アーム 6を最大限巻込んでもパケ ッ ト 7 と運転室 2 と の干渉が起きない範囲内にある と きには、 第 1 1 ( B ) 図に示すよ うにその最大巻込み角に至るまでアーム 6 に当たらず、 アーム 6を最大限巻込める形状および寸 法になっている。 なお、 第 1 0図および第 1 1 ( A ) 図において、 L A はアーム 6の巻込みが制限されたと きのピン 1 5 とアーム 6の腹部 6 c との間の距離であ り、 第 1 1 ( B ) 図において、 L B はアーム 6 を最大 限巻込んだときのピン 1 5 とアーム 6の腹部 6 c との 間の距離である。
[0058] また、 ス ト ツバプレー ト 1 1 3 の突部 1 1 3 a と転 動体 1 1 3 c は、 アッパーブーム 4の振れ角が上記の バケツ ト 7 と運転室 2 との干渉が起きない範囲内にあ る状態からアーム 6 を巻込み、 その巻込み角、 すなわ ちアーム 6 の巻込み位置が、 ア ッパーブーム 4を運転 席方向に横方向に揺動させたと きに第 3 図に符号 7 B で示すよ う にバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉を生じる 危険のある範囲内にある と きには、 第 1 1 ( B ) 図に 示すよ う に、 その干渉を起こす前に転動体 1 1 3 c が アーム 6 の側部 6 d に当たってシ リ ンダ一ステー 5 と ア ッパーブーム 4 との相対的回転を機械的に抑制し、 ア ッパーブーム 4のそれ以上の揺動を機械的に制限す る第 2 のス ト ツ バ手段と して機能する。 また、 ス ト ツ パプレー ト 1 1 3 の突部 1 1 3 a と転動体 1 1 3 c は、 アーム 6 の巻込み角が、 ア ッパーブーム 4を運転席方 向に横方向に揺動させてもバケ ツ ト 7 と運転室 2 との 干渉が起きない範囲内にある と きには、 ア ツノ、。一ブー ム 4 と共に B方向に揺動される転動体 1 1 3 cがァー ム 6 に当た らず、 その横方向の揺動を制限しない形状 および寸法になっている。
[0059] 以上のよ う に構成した本実施例においては、 建設機 械の旋回半径を極力小さ く しょ う と して、 ロアブーム 3を最大限持ち上げ、 アーム 6 を最大限手前に巻込ん でフ ロ ン ト作業装置 3 0 の最小旋回半径を得よ う とす る と き、 オ フセ ッ ト ブーム 3 1 の偏心位置、 すなわち、 アッパーブーム 4の振れ角がバケ ツ ト 7 の左右全幅に わたり運転室 2 を避ける範囲内にあり、 バケ ツ ト 7 と 運転室 2 との干渉が生じる危険がないと きには、 第 1 1 ( B ) 図および前述の第 2図に示すようにアーム 6 を最大限巻込めるので、 従来通り の最小半径が得られ る。 一方、 アッパーブーム 4の振れ角が第 3図に符号 7 Aで示すよ う にバケツ ト 7の幅の一部または全部と 運転室 2 とが重なり合い、 バケ ツ ト 7 と運転室との千 渉を生じる危険のある範囲内にある と きには、 この状 態からアーム 6を巻込むと、 第 1 0図および第 1 1 ( A ) 図に示すように、 アーム 6 の腹部 6 cが第 1 の ス ト ツバ手段と しての転動体 1 1 3 c に当たり、 ァー ム 6 のそれ以上の巻込みを機械的に制限するので、 バ ケッ ト 7が運転室 2の頂部に当たるのが防止される。
[0060] また、 第 3図に符号 7 B に示すよう に、 アーム 6を 大き く巻込んでバゲッ ト 7が運転室 2の横にある状態 からア ッパーブーム 4を運転室 2の方向に揺動させる と、 第 1 1 ( B ) 図に示すよう に、 第 2のス ト ツバ手 段と しての転動体 1 1 3 cがアーム 6の側部 6 dに当 たってシリ ンダステ一 5 とアッパーブーム 4 との相対 的回転を機械的に抑制し、 アッパーブーム 4のそれ以 上の揺動を機械的に制限するので、 バゲ ッ ト 7が運転 室 2の側面に当たるのが防止される。
[0061] したがって、 本実施例によれば、 第 1 の実施例と同 様に、 ア ツパ一ブーム 4を運転室のある側に摇動でき、 広い作業範囲を確保できる と共に、 バゲ ッ ト 7が運転 室 2 と干渉する危険のある範囲内にある ときには、 バ ケ ッ ト 7が運転室に当たるのを防止する こ とができ、 安全性が確保される。
[0062] また、 本実施例によれば、 上記のよ う にス ト ツパプ レー ト 1 1 3 の突部 1 1 3 a の先端に転動体 1 1 3 c が設けられているので、 第 1 1 ( A ) 図に示すよ う に、 第 1 のス ト ツパ手段と しての転動体 1 1 3 c がアーム 6 の腹部 6 c に当たっ た状態でア ッパーブーム 4 を横 方向に揺動させる と、 転動体 1 1 3 c はアーム 6 の腹 部 6 c に沿って転動するから、 当接部の摩擦は微小で、 摩耗も極めて少な く 、 当接部が削り取られる こ と はな く 、 寿命が長く な り、 また動作も滑らかになる。
[0063] また、 第 1 1 ( B ) 図に示すよ う に、 第 2 のス ト ツ パ手段と しての転動体 1 1 3 cがアーム 6 の側部 6 d に当たっ た状態でアーム 6 を前後方向に揺動させる と、 転動体 1 1 3 c はアーム 6 の側部 6 d に沿って転動す るから、 当接部の摩擦は微小で、 摩耗も極めて少な く 、 当接部が削り取られる こ とはな く 、 寿命が長く な り、 また動作も滑らかになる。
[0064] そ して、 特に転動体 1 1 3 c とアーム 6 との当接部 がアームの腹部 6 c から側部 6 d に移行する動作を し た場合、 または逆に転動体 1 1 3 c とアーム 6 との当 接部がアームの側部 6 dから腹部 6 c に移行する動作 を した場合、 アームの腹部 6 c と側部 6 d との境界部 の角部を転動体 1 1 3 cが転動しながら乗り越えるた め、 角部の摩耗が少な く、 動作が滑らかとなる。
[0065] 第 1 2図および第 1 3図は本発明の第 6の実施例を 示す。 これらの実施例はアームの角部を面取りで落と しておく か、 曲面で滑らかな形状に したものである。 即ち、 第 1 2図において、 アーム 6の腹部 6 c と側部 6 d との境界部に面取り部 6 eが形成されている。 ま た、 第 1 3図において、 アーム 6 の腹部 6 c と側部 6 d との境界部に曲面部 6 f が形成されている。
[0066] これらの実施例によれば、 転動体 1 1 3 cがアーム 6 の腹部 6 c と側部 6 dの境界部を乗り越える と きの 動作がさ らに滑らかになる。
[0067] 本発明の第 7の実施例を第 1 4図に示す。 以上の実 施例では、 転動手段と して 1個の転動体を用いたが、 転動体は複数個でも良く 、 また転動体の形状はローラ 状に限らず、 球状、 針状、 円錘状等転動する形状であ れば他の形状であっても良い。 また、 上記実施例では、 転動体はス ト ツパプレー ト 1 1 3 の側に取り付けたが、 アーム 6の側に設けても良い。 本実施例は、 これらの 点に関する変形例である。 即ち、 第 1 4図において、 アーム 6の腹部から側部にかけて当て金 1 1 Ί cを取 り付け、 この当て金 1 1 7 cのアーム 6 の腹部部分に 第 1の転動手段と して球状または針状の転動体 1 1 7 aを複数個埋込み、 当て金 1 1 7 c のアーム 6 の側部 部分に第 2の転動手段と して球状または針状の転動体 1 1 7 bを複数個埋め込んだものである。 本実施例に よっても上記実施例と同様の効果が得られる。
[0068] なお、 以上の実施例では、 ス ト ッパプレー ト はシ リ ンダステ一 5の先端部に ピン 1 5 によ り回転可能に取 付けた状態で、 ア ッパーブーム 4 の先端に支持したが、 ス ト ッ パプレー ト はア ツ ノ、 °—ブーム 4 の揺動に連係し て動けばよいので、 ア ッパーブーム 4 の先端部に溶接 またはね じ止めで止めるなど、 他の方法で設置しても よい o
[0069] また、 バケ ツ ト 7が運転室 2 に干渉する危険のある 範囲の設定は若干の余裕を持たせて設定してもよい。
[0070] また、 以上の実施例では、 アーム 6 を巻き込むと き にバケ ツ ト 7 と運転室 2 との干渉を起こ さない範囲で は、 アーム 6が最大巻込み角に至るまで第 1 のス ト ツ パ手段がアーム 6 に当たらず、 その巻込みを機械的に 制限しないよ う に設定したが、 バケ ツ ト 7 と運転室以 外の部材との干渉、 例えばバケ ツ ト 7 と履体との干渉 を考慮し、 上記範囲でもさ らに特定の範囲でアーム 6 が最大角度まで巻込まないよ うその巻込みを制限して もよい。
[0071] さ らに、 以上はバケ ツ ト付のフ ロ ン ト作業装置で説 明したが、 バケ ツ トの代わり に他の作業用アタ ッ チメ ン トを備える ものであっても、 本発明は同様に適用で さ 。 産業上の利用可能性
[0072] ( 1 ) 本発明によれば、 ア ッパーブームを運転室のあ る側に揺動でき、 広い作業範囲を確保できる と共に、 作業用ァ夕 ツチメ ン トが運転室と干渉する危険のある 範囲内にある と きには、 作業用ァ夕 ツ チメ ン トが運転 室に当たるのを防止する こ とができ、 作業の安全性を 確保する こ とができる。
[0073] ( 2 ) 第 1 および第 2 のス ト ツバ手段とアームの当接 部の摩耗が小さ く なり、 寿命が長く なる。 特にアーム の腹部と側部の境界部 (角部) およびス ト ツバの角部 の摩耗が小さ く なる。
[0074] ( 3 ) アームの腹部と第 1 のス ト ツバ手段が当接した 状態でアッパーブームを横方向に揺動させた場合の動 作が滑らかになる。
[0075] ( 4 ) アームの側部と第 2 のス ト ツバ手段が当接した 状態でアームを前後方向に揺動させた場合の動作が滑 らかになる。
[0076] ( 5 ) 上記 ( 3 ) および ( 4 ) で特にアームの腹部と 側部の境界部 (角部) を第 1 および第 2のス ト ツバ手 段の当接部が乗り越える ときの動作が滑らかになる。
权利要求:
Claims 請求の範囲
1. 建設機械の本体 (1) 上に上下方向に揺動可能に取 付けられたロアブーム (3) 、 前記ロアブームの先端に 横方向に揺動可能に取付け られたア ッパーブーム (4) および前記ア ッパーブームの先端に横方向に揺動可能 に取付け られたシ リ ンダステ一 (5) を有し、 前記ア ツ パーブームの横方向の揺動によ り偏心可能なオフセ ッ ト ブーム (31) と ; 前記シ リ ンダステ一に上下方向に摇 動可能に取付け られたアーム (6) と ; 前記アームの先 端に取付け られた作業用アタ ッ チメ ン ト (7) と ; を備 えたフ ロ ン ト作業装置 (30)を備え、 かつ前記本体上に 運転室 (2) を備えたオ フセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、
前記ア ッパーブーム (4) に連係して動く よ う取付け られ、 前記オフセ ッ ト ブーム (31 )の偏心位置が、 前記 アーム ) を最大限巻込んだと きに前記作業用ァタ ツ チメ ン ト (7) が運転室 (2) に干渉する範囲内にある と きには、 その干渉を起こす前に前記アームに当た り、 アームのそれ以上の巻込みを機械的に制限する第 1 の ス ト ツバ手段(U, 13 a)を有する安全手段を備える こ と を特徴とするオ フセ ッ ト プ一ム式建設機械。
2 . 請求項 1記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1 のス ト ツバ手段(1 3, U a )は、 前記オフ セ ッ トブーム (3 1)の偏心位置が、 前記アーム (6) を最 大限巻込んでも前記作業用アタ ッ チメ ン ト (7) と運転 室(2) との干渉が起きない範囲内にある ときには、 そ の最大巻込み角に至るまで前記アームに当たらず、 そ の巻込みを機械的に制限しない構成となっている こ と を特徵とするオフセ ッ トブーム式建設機械。
3 . 請求項 1記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1 のス ト ツバ手段は、 前記アツパーブ一 ム (4 ) に連係して動く よう取付けられたス ト ツパプレ ー ト (1 3)を有し、 前記ス ト ツバプレー トは、 前記ァー ム (6 ) を巻込んだと きに前記アームの腹部(6 c )に当た る第 1の部分(U a ) を有する外周形状をしている こ と を特徵とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
4 . 請求項 1記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記安全手段は、 さ らに、 前記アーム (6 ) の巻 込み位置が、 前記アッパーブーム (4) を運転席(2) 方 向に横方向に揺動させたときに前記作業用アタ ッチメ ン ト (7) が運転室に干渉する範囲内にある ときには、 その干渉を起こす前に前記シ リ ンダステ一と前記ア ツ パーブームとの相対的回転を機械的に抑止し、 前記ァ ッパーブームのそれ以上の運転室方向の揺動を機械的 に制限する第 2 のス ト ツバ手段 (13, 13 b)を有し、 前記 第 2 のス ト ツバ手段は、 前記アーム (6) の巻込み位置 が、 前記ア ッパーブーム ( を運転席方向に横方向に 揺動させても前記作業用アタ ッ チメ ン ト (7) と運転室 (2) との干渉が起きない範囲内にある と きには、 その 横方向の揺動を機械的に制限しない構成となっている こ とを特徵とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
5. 請求項 4記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1 及び第 2 のス ト ツバ手段は、 前記ア ツ パ一ブーム (4) に連係して動く よ う取付けられた共通 のス ト ツ パプレー ト (13)を有し、 このス ト ッ パプレー ト は、 前記アーム (6) を巻込んだと きに前記アームの 腹部 (6c) に当たる第 1 の部分 (13a) と、 前記アームを 巻込んだ状態で前記ア ッパーブームを運転室 (2) 方向 に揺動する と きに前記アームの側部 (6 d)に当たる第 2 の部分 (13b) とを有する外周形状を しており、 前記ス ト ツパプレー ト の第 1 の部分が前記第 1 の ト ツパ手 段を提供し、 前記第 2 の部分が前記第 2 のス ト ツバ手 段を提供する こ とを特徴とするオフセ ッ ト プ一ム式建 械。
6. 請求項 3 または 5記載のオフセ ッ ト ブーム式建設 機械において、 前記ス ト ツパプレー ト (13)は前記シ リ ンダステ一 (5) の底面に前記ア ツバーブーム (4) の揺 動に応じて回転可能に取付けられている こ とを特徴と するオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
7. 請求項 1記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1 のス ト ツバ手段は、 前記ア ッパーブー ム (4) に連係して動く よ う取付けられたス ト ツパプレ 一 ト (113, 113a) と、 前記ス ト ツバプレー ト及び前記ァ ーム (6) の腹部(6c)の一方に設けられ、 前記アームの 巻き込み制限状態での両者の横方向の相対移動により 転動可能な第 1 の転動手段(113 c) とを有する こ とを特 徴とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
8. 請求項 4記載のオフセッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1及び第 2 のス ト ツバ手段は、 前記ア ツ パーブ—ム (4) に連係して動く よ う取付けられた共通 のス ト ツバプレー ト (1U, 113 a) と、 前記ス ト ッパプレ ー ト及び前記アーム (6) の腹部 (6c)の一方に設けられ、 前記アームの巻き込み制限状態での両者の横方向の相 対移動により転動可能な第 1 の転動手段(113c)と、 前 記ス ト ツパプレー ト と前記アームの側部(6d)の一方に 設けられ、 前記アッパーブームの揺動制限状態での両 者の前後方向の相対移動によ り転動可能な第 2の転動 手段(113 c) とを有する ことを特徴とするオフセ ッ ト ブ ーム式建設機械。
9. 請求項 8記載のオ フセ ッ ト ブーム式建設機械にお いて、 前記第 1及び第 2の転動手段は共通の転動体 (1 13 c)を有する こ とを特徴とするオフセ ッ ト ブーム式建 δ ¾ί ο
1 0. 請求項 8記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械に おいて、 前記第 1及び第 2 の転動手段 (113 e)は前記ス ト ツパプレー ト (113, 113a)に設け られている こ とを特 徵とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
1 1. 請求項 1 0記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、 前記第 1及び第 2の転動手段 (lUc)が当た る前記アーム (6) の腹部 c) と側部 (6d)の境界部に面 取り (6 e)を施したこ とを特徴とするオフセ ッ ト ブーム 式建設機械。
1 2. 請求項 1 0記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、 前記第 1及び第 2 の転動手段 (113 c)が当た る前記アーム (6) の腹部 (6 と側部(6d)の境界部を曲 面(6り と したこ とを特徴とするオフセ ッ ト ブーム式建
Sx喊械 o
1 3. 請求項 8記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械に おいて、 前記第 1及び第 2の転動手段(117a, 117 b) は それぞれ前記アーム (6) の腹部(6 c)および側部(6d)に 設けられている こ とを特徵とするオフセ ッ ト ブーム式
¾ 5X.15¾ 4ίΚ o
1 4. 請求項 3記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械に おいて、 前記第 1 のス ト ツバ手段は、 前記ス ト ッパプ レー ト (22) と前記アーム (6) との間に介在する リ ンク (23)を更に有し、 前記ス ト ツバプレー トの第 1 の部分 (22a) は、 前記アーム (6) を巻込んだと きに前記リ ン ク (23)を介して前記アームの腹部に当たる こ とを特徵 とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
1 5. 請求項 4記載のオフセッ ト ブーム式建設機械に おいて、 前記第 1 および第 2のス ト ツバ手段は、 前記 共通のス ト ツパプレー ト (22) と前記ァ一ム (6) との間 に介在し、 前記シ リ ンダーステ一に枢着された リ ンク (23)を更に有し、 前記ス ト ツパプレー トの第 1 の部分 (22a) は、 前記アーム (6) を巻込んだと きに前記リ ン ク (Π)を介して前記アームの腹部に当たり、 前記ス ト ツバプレー トの第 2の部分(22b) は、 前記ァームを巻 込んだ状態で前記ァ ッパーブ一ムを運転室 (2) 方向に 揺動するときに前記 リ ンク (23)の側面(23c) に当たる こ とを特徴とするオ フセ ッ ト ブーム式掘削機。
1 6 . 掘削機の本体 U) 上に上下方向に揺動可能に取 付けられたロアブーム (3) 、 前記ロアブームの先端に 横方向に揺動可能に取付け られたア ッパーブーム (4) および前記ア ッパーブームの先端に横方向に揺動可能 に取付け られたシ リ ンダステ一 (5) を有し、 前記ア ツ パーブームの横方向の揺動によ り偏心可能なオフセ ッ ト ブーム (Π) と ; 前記シ リ ンダステ一に上下方向に揺 動可能に取付け られたアーム (6) と ; 前記アームの先 端に取付け られた作業用アタ ッ チメ ン ト (7) と ; を備 えたフロ ン ト作業装置 (30)を備え、 かつ前記本体 (1) 上に運転室 (2) を備えたオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、
前記ア ッパーブーム (4) に連係して動く よ う取付け られ、 前記オフセ ッ ト プ一ム (31 )の偏心位置および前 記アーム (6) の巻込み位置に応じて選択的に前記ァ一 ムに当たり、 前記作業用ァタ ツ チメ ン ト (7) が運転室 (2) に干渉する範囲内にある と きに前記フ ロ ン ト作業 装置 (30)の作動範囲を機械的に制限するス ト ツバ手段 (13, 13 a, 13 c)を備える こ とを特徵とするオフセ ッ ト ブ ーム式建設機械。
1 7 . 請求項 1 6記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、 前記ス ト ッパ手段は、 前記ァッパ一ブーム (4) に連係して動く よ う取付けられたス ト ッパプレー ト (113, ί 13a)と、 前記ス ト ツバプレー ト及び前記ァー ム (6) の一方に設けられ、 両者の相対移動によ り転動 可能な転動手段 (113 c) とを有する こ とを特徵とするォ フセ ッ ト ブーム式建設機械。
1 8. 請求項 1 7記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、 前記転動手段(113 c)は前記ス ト ツバプレー ト (113, 11 h)に設けられている こ とを特徴とするオフ セ ッ トブーム式建設機械。
1 9. 請求項 1 7記載のオフセ ッ ト ブーム式建設機械 において、 前記転動手段(ina, 117b) は前記アーム (6
) の腹部(6t)および側部(6d)に設けられている こ とを 特徵とするオフセ ッ ト ブーム式建設機械。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
EP0239302B1|1992-12-02|Carrier track system for extensible and retractable boom machines
US7578651B2|2009-08-25|Method of lifting a boom assembly
JP2005330765A|2005-12-02|積込み装置
JP2004504241A|2004-02-12|走行可能な作業機の支持ブームおよびこの種の支持ブームを備えた自動コンクリートポンプ
CA2418677A1|2003-07-28|A welding unit
US20150003949A1|2015-01-01|Boom for working machine
JP2007537926A|2007-12-27|一部重なる正面衝突の際における自動車用偏向装置
JP4077438B2|2008-04-16|建設機械の作業装置
US5108253A|1992-04-28|Hydraulic piping structure for a backhoe
EP0786559B1|2003-12-10|Work area limitation control system for construction machine
JP5235861B2|2013-07-10|アンダーキャリッジシステムのマルチリンク型ブリッジ
KR20040076840A|2004-09-03|트랙터에 탈착 가능하게 장착되는 백호 유닛
WO2017002160A1|2017-01-05|アクセスシステムおよび作業車両
US6827155B1|2004-12-07|Implement mounting system
US4284368A|1981-08-18|Vehicle with dual drill booms and temporary roof support
WO2007015376A1|2007-02-08|モータグレーダ
JP2005343581A|2005-12-15|ワイヤロープ用給油装置
JP2009143676A|2009-07-02|転倒防止装置
US6105682A|2000-08-22|Apparatus for controlling an earthworking implement having four degrees of freedom
JP3996862B2|2007-10-24|農作業機
US4966240A|1990-10-30|Combination backhoe vehicle and bulldozer apparatus
WO1996014476A1|1996-05-17|Working vehicle
JP2008035816A|2008-02-21|多連ロータリーモア
JP5227817B2|2013-07-03|ロープ外れ止め装置
JP2017024149A|2017-02-02|4足歩行作業ロボット
同族专利:
公开号 | 公开日
DE69117283D1|1996-03-28|
US5525028A|1996-06-11|
EP0513393A1|1992-11-19|
EP0513393A4|1993-04-14|
EP0513393B1|1996-02-21|
JPH04254625A|1992-09-09|
DE69117283T2|1996-09-19|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-06-11| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): JP KR US |
1992-06-11| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE |
1992-06-16| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1991920827 Country of ref document: EP |
1992-11-19| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1991920827 Country of ref document: EP |
1996-02-21| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1991920827 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP33360190A|JPH04254625A|1990-11-30|1990-11-30|Offset boom type construction machine|
JP2/333601||1990-11-30||EP19910920827| EP0513393B1|1990-11-30|1991-11-29|Offset-boom construction machine|
DE1991617283| DE69117283T2|1990-11-30|1991-11-29|Bagger mit versetztem ausleger|
KR92701580A| KR960009731B1|1990-11-30|1992-07-02|Offset-boom construction machine|
US08/336,245| US5525028A|1990-11-30|1994-11-07|Offset boom type construction machine|
[返回顶部]